制作年代 18世紀
制作地 インド 南ラジャスターン ブルハンブル
寸法 235.0×253.0㎝
材質・構造・技法 木綿 平織 手描き 木版
作品番号 1204-0001
来歴 旧カネボウコレクション
クリシュナ神はヒンドゥー教におけるビシュヌ神の化身で、インドで最も人気のある英雄神です。クリシュナはビシュヌ神の抜いた黒い頭髪から生まれたとされ、その身体は黒(絵画などでは青)で表現されています。多くの物語が伝えられ絵画のテーマとしても取り上げられており、幼少期のいたずらや少年期の武勇譚、美しい青年に成長して多くの女性たちと繰り広げるロマンスなど興味深い逸話に人気があります。本作品には幼いクリシュナが母の目を盗んで牛乳(チーズの原料)を仲間と盗み出すシーンや美しい女性たちが沐浴しているところへクリシュナが現れ、彼女たちの衣服を木にくくりつけてしまうシーンなどが表現されています。このような更紗は寺院の掛布として使用されていました。
こちらの作品は、現在、女子美術大学相模原キャンパスにある女子美アートミュージアムにて開催中の「女子美染織コレクション展4 生命の樹ー再生するいのちー」で展示しています。
「女子美染織コレクション展 Part4 生命の樹ー再生するいのちー」
2014年9月6日(土)~10月19日(日)
女子美アートミュージアム
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