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2014年9月23日火曜日

【今日のきもの】 桜樹詠文字模様小袖


制作年代 18世紀 江戸時代
制作地 日本
寸法 150.0cm 裄63.3cm
材質・構造・技法 絹 金糸 平織(縮緬) 友禅染 刺繍
作品番号 2205-0102  
来歴 旧カネボウコレクション  

詠文字と立木を組み合わせたデザインは江戸時代中期に好まれました。中でも本作は、完成度の高い友禅染と刺繍を駆使した逸品。袖や身丈に若干の変更があるものの、ほぼ当初の形状を維持しています。「始」「識」「春」「風」「機」「非」の詠文字は『和漢朗詠集』の「始めて識んぬ春の風の機上に巧なることを ただ色を織るのみにあらず芬芳をも織る」を意味します。

こちらの作品は、現在、女子美術大学相模原キャンパスにある女子美アートミュージアムにて開催中の「女子美染織コレクション展4 生命の樹ー再生するいのちー」で展示しています。

「女子美染織コレクション展 Part4 生命の樹ー再生するいのちー」

2014年9月6日(土)~10月19日(日)
女子美アートミュージアム
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